数年前から自分のギターのセットアップに満足がいっていなくて、一度きちんとリペアに出して調整したいと考えていたんですが、もう我慢ならんと夜中に「東京 リフレット」で検索してみたらplekを使えるお店が徒歩圏内に見つかったので翌日に出して来ました。
plekとは
plekはギターの状態を1/1000mm単位で測定できるギター調整専門の機械のこと、名前は知っていたんですがなかなか触れる機会もなかったんで今回が初めての試みでした、最近ではハイエンドコンポーネント系のsuhrや他大手メーカーでもビシビシ導入されているすごい機械です。
ギターを預けてから2日で
メリットは機械で見ながら調整できるので作業効率が格段に上がること今までは職人さんの勘に頼って行っていた作業を機械で確認することにより適切な処理を行い、最低限の研磨で済ませられるようです、大切な楽器だからあんまり削りたくないもんね。
ちなみに僕のギターはリフレットとナット交換、指板修正も込みなのに2日で(!)手元に帰ってきました、擦り合わせもplekがしてくれるそうですが、その場合は数分で作業が終わるようです。plekすごい。
リフレットの前後
今回の作業は杉並区にあるSleek Eliteさんにお願いしました。初のリフレットで緊張してたので、写真撮って良いですかと聞けない気の小ささだったので、リフレット前後の写真だけ。
リフレット前の写真がこれ、前の写真はフレットがボコボコでなんともピッチが合わなそうな感じ、というかなんで擦り合わせしてこなかったんだろうという感じ、中古で買って10年近くノーメンテだとこんなにメタメタになるんですね…。
全然違う…!!!(リフレットしてるんだから当たり前だけど)
擦り合わせ後はつるつるピカピカでチョーキングからスライドから何から何まで全部やりやすい、自分のギターがsuhrのに変わったみたいに弾きやすくなりした、これもう調整するの全部plekでいいんじゃないかな。
リフレット自体は手作業だけど、フレット抜いた後の指板修正はplekのデータを元に作業していくようなので、やっぱり高効率で合理的です。早い。
作業内容の確認もできる
plekは調整したデータが画面で確認できるので、自分のギターの状態がしっかり確認できた上でどういう方向性で調整をしていくか決められる点が今までの調整の仕方と大きく違いますね。
機械でデータに残るので調整後もどのような調整をしたのか説明を受け、目で見て確認できるのが安心にもつながります。
残ったデータは次の調整時にも活かされるので、定期的にメンテナンスする人はギターのセットアップを決める際の目安を持つことができますね、いいとこしかないplek。すごいぞplek。
ギターの健康診断
plekはギターの健康診断らしい、木は生き物なので、季節や天候によって細かく動いていきます、またナットやフレットは摩耗していくのでそれを交換するまたはすり合わせる時期の提示をplekがしてくれます、どうしてもプレイヤーはリペアの知識には疎いですし、餅は餅屋なので我々が演奏を追求するように、リペアを追求している人にセッティングを任せたほうが合理的ですもんね。
自分の最適なセットアップをplekに覚えてもらえば同じようなセットアップを他のギターで再現することもある程度の範囲であれば可能なようです
価格も安いし、作業も圧倒的なスピードなので自分のギターも全部plekにかけたくなりました、てかそのうち全部かけます。ほんとすごい。興味あればぜひどうぞ。
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