ATH-R70xはオープンエアヘッドフォンの決定版かもしれないはなし

ちょっと環境の変化でスピーカーで音楽を聴けない環境になってしまって、
気持ちが激しく荒んだので良いヘッドフォンでも買って気持ちを鎮めるかってことでヘッドフォンを購入しました。

ATH-R70x

今回買ったのは開放型のヘッドフォンで、密閉型に比べて音漏れする分、音が近くなくて聴き疲れしないようなモデルです。
今までK601というオープンエアのモデルも使ったことがあるんだけど、なんかあんまり音がアレだなぁと感じてあんまり使ってなかった過去があります。
それでも今回買ったのはやたらレビューが良かったのと、以前書いた記事でも触れたんですが密閉型のATH-M50xが海外のモニターヘッドフォンの定番になってるらしいので、少しそれに近いものがいいなと思ったのが一つ。

ルックス

まず機材で一番大事な見た目。これはとてもいいです、シンプルだしパンチングメッシュが強そうでイケてる。

唯一欠点があるとしたらLRがヘッドフォンの内側に書いてあるんですが、これがとてつもなく見にくい!僕は乱視がひどいので、作業部屋暗くしてると「ん???あれ???」ってなる。なんかテープや目印着けて対応したい。

そうそう、あとコードは両側から出てます。だいたいL側からコードが出てることが多い気がするけど、R70xはシンメトリーなデザインなのでそれも相まってLRが解りづらいのかな。でもこのプラグがちょっと変わってて左右どちらに挿しても問題なく機能するんですよね、あとケーブル脱着出来るのはケーブル周りの断線とかのトラブル時に対応しやすいので◎だと思います!

サウンド

肝心な音ですが、めちゃいいです。クラブ系みたいな固めなローエンドが欲しい人以外は満足出来る、守備範囲が広くてバランスが良いヘッドフォンです。
開放型のヘッドフォンは性質上ローが柔らかくてぼやぼやした感じになるか、低音が足りない感じになるんですが、R70xは密閉型と開放型の良いとこどりみたいな音してます。
具体的には上の成分は開放型的な伸びのあるハイがあって、下の成分は締まっていてセンターがしっかり見える感じです。パンとかも分かりやすいし、音量上げても破綻しません。
あと入力のインピーダンスが高いのでDTMで使う時も結構ボリュームノブを上げられます、これは嬉しい。

MIXと一緒ですが、音の特性に変なディップやピークがあるとボリュームを上げきれないなと感じるヘッドフォンが多くて、その点R70xはぐんぐん音量をドライブさせていっても気持ちいいままです。結構突っ込むとスピーカー的な超低音でコーンが揺れるあの感じが聴けますが、そのぐらいのボリュームだと長時間聴くのは厳しいので、一応鳴らすとそんな感じになりますという参考までに。
試聴機で聞いた感じスピーカーに近いぞ!って思ったけど耳元で爆音で聴き続ける訳にはいかないので、スピーカーがわりに!とまでは行きませんでした。でも音はとても気に入りました。大満足!

着け心地

着け心地で素晴らしい点はめちゃくちゃ軽い!のでストレスがありません、何時間もつけることになるので、重さは極力軽い方がいい。側圧もキツくない。側圧強いのも苦手なのでとても助かる。
ウイングサポートというパーツがとても良い仕事をしていて感じとしては頭に乗っける、みたいな感じです。デザインもシンプルで好き。

比較対象

あんまり時間がなかったので、お店でザザザっと試聴した感じで比較して来ましたが、FOCALの密閉型とテクニカの密閉型とSHUREのSE846(ヤスタカさんが勧めてたので)でした。
FOCALは想像してたよりもそんなによく無かったです、着けごごちも今ひとつ、テクニカの密閉も良い感じでローが締まってて良い感じ、846は高級機だけあってバランス良かったですが値段と比べたらそんなにかなぁという印象でした。
もともとヘッドフォンやイヤホンの近い音があんまり得意でなかったし、今回は用途が家のリスニング用兼MIX用だったのでM70xにしておきました。

MIXにもバッチリ使えます!

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