ATW-1501でギターをワイヤレスにしたので音質や使用感をレビュー

ギターをワイヤレスにしたくなった

長年ライブステージを経験してきて、O-WESTやduo MUSIC EXCHANGEなどキャパの大きなライブハウスでも演奏する機会も増えてきたので、移動やケーブル長の調整も含めてワイヤレスもいいなと思って来ました。

なので、思い立ったら即購入ということで、先輩のおすすめもありAudio-Technica ATW-1501を使い始めました。

音質はハイファイでレンジが広い

音質は厳密に言えば変わるのですが、もちろんワイヤレスに限らずシールドはどんな物であっても音は変わるので範囲内、どちらかというと設定によりますがバッファーを通したように音がハリがあってハイファイ、モダン系の音になります。

普段はPete Cornishのシールドを使っていて、そちらはミドルが太い感じなので、いまだにちょこちょこ使い分けてます。

今剛さんが「ギターから出るシールドは3mと決めている」と言っていたのとJohn Mayerが「アコースティックはラインサウンドは別物だからいいけど、エレクトリックはそのものの音だからシールドにも拘るよ」と言っていたのが残っていて、未だに少し葛藤はありますが…。

遅延はゼロ

1501の遅延に関してはほぼゼロ、むしろ速いと思います。実際に挿しているケーブル長は30cm程度なので、当然と言えば当然かもしれませんが、遅延は感じることはありません。

使い勝手は◎

ワイヤレス最大の魅力、使い勝手は抜群です、送信機のスイッチを長押しして電源をオンにするだけで自動的にペアリングは完了。

演奏中にケーブルがないことがこんなに楽なのかと驚きました、知らずしらずの間に脳のリソースを数パーセントケーブルさばきに使っているので、演奏やパフォーマンスに深く集中出来て、とても快適!この動画内でも語られていますが、演奏に集中できるっていうのが、もしかしたら一番のメリットかもしれません。

広いステージより狭いステージに!

ワイヤレスの良さが最大限に発揮されるのは、広いステージだけでなく、狭いステージです。意外に思われるかもしれませんが、ステージが狭い時ほど、ステージ上でシールドが絡まるんです、その心配がなくなること、特にワウにシールドがひっかからなくなるのは本当に助かります。笑

ジャンプしたり思い切り高い所に登ったりしても心配ありません。

単三電池2本でワンマンライブのステージはバッチリ持つ

電池持ちに関しては万が一のことを考えて毎回換えています、本番で新しいのを入れて、そのまま次のライブのリハをして、新しくするというサイクルで運用してます。

3時間くらいのライブステージでも問題なく使用できました。製品情報を見ると6時間使用可能とあるのですが、電池切れになるとブツッと音が無くなるので、徐々にノイズが増えて、とか、音量が小さくなったりしないので注意が必要です、音質が変わらないというのはそれだけ安定した音が出せるということの表れでもあるので良い点でもありますね。

電池残量はレシーバーのインジケーターでも確認することが出来ます。

あと細かい点ですが出力レベルを調整出来ます、なので出力の幅の大きいギターを扱う際も問題なく対応出来ます(出力調整つまみは電池パックと同じ部分にあるので簡単には変えられない)、また、電源スイッチを軽くタップすることでミュートできますが、誤動作を防ぐためにその設定を切り替えることも可能です。

複数台のペアリングも完璧で、混線もしない!

同じATW-1501を3台使ってトリプルギター(!)のステージで使ったこともありますが、全く混線しませんでした!設定を変えたりとかもしていないので、自動的にペアリングがなされるようです!すごい!なので混線の心配も全くないですよ!

唯一音飛びに関しては腰にESP製のぶら下げるホルダーでつけた状態で激しくジャンプして、腰にボコボコぶつかってようやく音飛びする(実際には使わないようなやり方)くらいなので音飛びも心配ありません。

ワイヤレスに求める物がこれ1台に

ATW-1501について色々書いて来ましたが、ワイヤレスに求めるものを全部満たしていて最高なのでみなさんも買ってワイヤレスライフを充実させて下さい!大きなステージ用に長いシールドを買うくらいならこれを買ったらケーブルの悩みから解放されますよ!

あと、付属品に関してはeneloopとホルダーだけは同時買いしておいた方がいいです、僕はどちらも後から購入しました!トランスミッターホルダーはストラップが太いタイプの方は使えません、Fender純正のストラップでギリギリって感じです!

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