BIAS FX Professionalは即戦力になってくれるのかレビュー

BIAS FX Professional 買いました

BIAS FXというギターのプラグインを買いました。アンプシミュレーターですね。

AmlitubeやGuitarRigなど、ギタープラグインの定番は各種ありますが、その中でBIASのウリはなんなのか使って感じた点は、

音がアンプ録りした音に近い

これは別のアンプシミュレーター使ってる時に感じたことなんですが「音が固い(ヌケが良い)んだけど低音がスッキリし過ぎていてちょっと弾き辛い」ところがあって、その点BIASは低音のレンジの再生の仕方が生アンプに近くて、「これこれ!そうなのよ!」ってなります。

お世話になってるエンジニアの人にも「(他のシミュレーターの頃より)だいぶ生っぽくなったね。」とお墨つきをもらいました。

生っぽいエフェクターがめちゃめちゃ入ってる

僕はFX推し(BIASにはFXとAMPの2種類がある)なんですが、使って一番感じたのは「エフェクターもめちゃ生っぽい!イメージ通りの音がする!」というものでした。

名機とされるもののモデリングがわんさか入っていて(FUZZ FACTORYとかUni-VibeとかMoogとかミュートロンとかマニアックなのもきちんと入ってる!)、この音欲しかったらこれ使うしか無いのよね、ってやつもめちゃくちゃ良いクオリティで入ってます。レコーディングの時「ELEVEN(elven rackと音は一緒)」と「Amplitube」に入ってるものをエンジニアさんにかけてもらったんですが、どうも気に入らなくて結局BIASのものを本テイクで使いました。

「使える音で」エフェクターがめちゃめちゃ入ってます。使えるってところ非常に大事。

クリーンの音も綺麗

アンプシミュレーターのレビュー動画とかは大抵メタルとかフュージョン系の歪みにフォーカスして作られてるんですけど(BIASもそうだけど)、「正直クリーンが使いづらいぞ」ってのが結構あって、BIASはクリーンもいけます。前項の歪み系エフェクトの再現度の高さも、良いクリーンあってこそ。クリーン良くないと弾く気にならないのよね…。
最近イチオシのギタリストMateus AsatoもBIASユーザーです。

Mateus Asato -使用機材-

2017年12月22日

良いとこばっかりあげましたけど、「苦手なところはないの?」って話ですが、「ごめんなさいありません。」それくらい全方面的に良いです。

強いてあげるとしたら…「ハードウェアのエフェクト(LA-2Aのモデリングとか)」が何故か動作しないくらい…?でもLA-2A入れるにしても外掛けするし正直なくても気にならない。

モデリング技術はすごいところまできている

APOLLO TWINとか触ってても感じるんですけど、最近のアナログモデリングはすごいとこまで来てます。1.2年前と比べても隔世の感があります。

大流行しているKenperもそうだし、低価格ですごいサウンド出す機材がバンバン出てます。BIAS FXとBIAS AMP合わせても5万位だし、それでギターレコーディングの悩みが大体解決するなら安いもんです。

BIAS FXはとてもオススメ

この間制作した音源もちゃんとしたレコーディングスタジオのリアンプとBIASを混ぜながら作ったんですが、よく聴いても解らない位差が少ないです。録り終わってから音を変えられる利便性を加味すればリアンプする必要ももうそろそろ無くなるのかもしれません。

もちろんライブでは絶対生アンプだけど、レコーディングは沢山選択肢があってもいいし。エフェクターなんか一々揃えてたらお金幾らあっても足りないし。

そうそう、ベースアンプのシミュレーターも入っててこれも結構良いです、追加でベースのパック買えば棹物のレコーディングの悩みの大半は解決します。あとどっちか悩んでる人はFXでいいと思う、アンプの音が細かく作りこめても「オクターブファズの音とかは結局エフェクターじゃないと出ない」し。アンプ直の音しか使わない人はもちろんAMPの方がいいけど。あとProfessionalにしとくのが吉。

特にプラグイン持ってない人、と、今使ってるプラグインやシミュレーターに不満のある人、レコーディング困ってる人は安いしとてもおすすめですよ!

【レビュー】アンプシミュレーター系プラグインオブザイヤー【2018】

2018年12月28日

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