【レビュー】空間系プラグインオブザイヤー【2018】

空間系プラグインも振り返ってみます。こちらもUAD強し。

空間系プラグインオブザイヤー2018

UAD LEXICON 224
大好き。好きだから何にでも使っちゃう。

起動時の設定で使うこと多しですね。システムノイズのチェックだけ外すかな。美リバーブかつさらりとしている。キツくかけると今っぽくないかもしれないけど綺麗だしよくないですか?!って俺の中のギャルが言ってきます。

テールが長かろうが、プリディレイがめちゃくちゃあろうが、音が良いから全然気にならない。

アンビマニアの僕を唸らせる出来です、ちょっと前に480のエミュレートも出たそうでそちらもめちゃくちゃ気になっております。


UAD EMT250
EMTのリバーブ、うっすらかけること多し。140と比較してこっちが採用される率が高い。主にボーカルに使っております、トラックメイカーのミックス画面に度々見かけるので買いました。

こっちはちょっとざらつきリバーブ、テンポの早い曲でも滲みすぎずにスペースを作ってくれるので使いやすい。初期設定だとテールちょっと長いので短めにして使うこと多し。

プリディレイ増やしていくと80年代リバーブっぽいのもつくれて尚よい。


UAD EMT140
これぞプレートリバーブ!どうですか!良い音でしょう!?って感じの音。良い音なんだけど、馴染ませるのちょっと大変ではあります。でも大きいリズムの曲とか、ボーカルの雰囲気にマッチするとだいぶ気持ち良い質感が出ます。

これも含めてリバーブ系は実機買うの絶対無理、という物もあるので、大人しくプラグインを使うのが吉だと思われます。


WAVES Rverb
プロの使用率もなかなか高い割にみんなこぞって「古すぎて誰も使ってないんだけど…。」と前置きされる不憫なプラグイン。

特筆すべきところは無いしツマミも多くて解りづらいんですが、ドラムのルームアンビ専用で使ってます。ちょっと暗めではあるけど、部屋で鳴ってるドラムのアンビ音に一番近い気がする。あととにかく軽い。軽いは正義。


SoundToys echoboy jr
テープエコーが大好きなんですけど、これが一番自分のイメージするテープエコーに近かったです。滲むというか馴染むというか。サチュレーションのツマミがあるのが大きいのかな。

ディレイはやっぱり使って覚えるしかないですが、プリセット起動時にミックスの値が100%wetから切り替わってしまうので要注意。長いこと気づきませんでした。UADのEP-34も試したんですけど、こっちで良いかな、安いし。



WAVES H-delay
なんだかんだインターフェースが秀逸。アナログツマミは起動時にオフに。再生時以外もひたすらノイズ出し続けるの謎機能でしかない。

パスフィルターやアナログモードなど、パッと見た感じツマミ多いですが、数あるディレイプラグインの中で一番使いやすいと思います。オススメ。

空間系プラグインオブザイヤーまとめ

空間系プラグインは定番の物が強いのかなと特に思います。そんなに数多く無いしね。あとはUAD駆動だとDSPの関係でぽんぽん挿せないので、PCベースのリバーブも複数導入したいのと、良いスプリングリバーブも一個もっときたい。現場からは以上です。

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2018年12月25日