アメリカ出身のギタリスト/シンガー。テキサスブルースの伝説的なギタリスト。Jimi Hendrixから繋がる系譜で数多くのフォロワーを生み出し、ブルースギターの存続に大きな貢献を果たした。芳醇なベルトーンで、ストラトキャスターの理想とまで言える彼のギターサウンドを支えた音楽機材にフォーカスを当てる。
使用機材
《Guitars》
当初のネックはフレット打ち替えの際に指板を削正(弦の張力や湿度変化などで歪んだ指板面を削って整形すること)出来る限界に達した為、1989年に同じくSRV所有であったストラトキャスター(通称「スコッチ」)のものに交換されている。更に1990年にコンサート会場で機材が落下する事故が発生し、「スコッチ」から移植されたネックも折損した。そこで当時のSRVのギター・テクニシャンであったレネ・マルティネスがフェンダー社のカスタムショップに1963年仕様のストラトキャスターのネックの新作を依頼し、SRVがこのギターを入手して以降では3本目のネックとして「ナンバー・ワン」のボディに取り付けられた。
ボディがウォルナットブラウンに塗り替えられ、ブリッジ後部に旧いマンドリンから外したピックガードを埋め込んでいる個体。トレモロユニットはオリジナルの物からマイティマイト社製の物に交換されている
イエローは最終的に1985年にニューヨークのアルバニー国際空港で盗まれ、現在も見つかっていない。
彼のギターテクニシャン、ルネ・マルティネスは、スティービーはタイコブラヘのペダルが彼が今まで聞いた中で最高のオクタビア効果を生み出したと思ったと言います。ヴォーンは、チューブスクリーマーと一緒に使用したときのオクタビアの響きが特に気に入っていたようでした。”とギターワールドの記事にある。
ヴォーンはヘンドリックスのカバー’Telephone Song’を the Vaughan Brothers’ Family Styleで演奏した際にVoxのワウを使用したことを始め。2つのワウを同時に使用して”SayWhat”を録音たことも有名な逸話として残っているようだ。
《Studio Equipment》
Mary Had a Little Lamb” や “Pride and Joy”を始めとするTexas Floodや Couldn’t Stand the Weatherなどのアルバムのソロパートで使用された。ミキシングコンソールの鮮度リターンを介して、彼自身でエフェクト量を調整していたとGuitar Worldの記事にある。
参考資料
Wikipedia
https://ja.wikipedia.org/wiki/スティーヴィー・レイ・ヴォーン
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