【レビュー】EQプラグインオブザイヤー【2018】

2018年も年の瀬、今年買って良かったプラグインを振り返ってみます。とりあえずEQから順番にって感じです。リリースだいぶ前の物しか無いのでどうかとも思いますが、今年たくさん使ったプラグインを紹介するって感じなので心広く見てください。

EQプラグインオブザイヤー2018

UAD NEVE1073
UADを爆発的に普及させた立役者といっても過言では無いEQ &プリアンプ。歌やリードなど目立たせたい楽器に挿して左側の赤いゲインを捻ると倍音がぐわっと出て太くなります。

左から2個目のハイのシェルフEQもやりすぎ無いほどにかけるとキラっとして良いです、UNISON対応なので録りの時はそっちを、MIXの時はlegacyバージョンが軽いのでそっちをプリアンプとして使うことが多いです。でもアウトプットゲインが無いのでひたすら音がデカくなり、大層困る。

今買うならEQは色々あるので1073プリが単純にインアウトの仕様なのでそっちでも良いと思う、し、似た感じだとレビューの雰囲気から察するにkush audioの458aで似た感じを味わえると思います、使ったこと無いけど。
EQの紹介かと思ったらプリアンプの紹介になりました。


UAD brainworx V3
brainworxのEQです、これは良い。みんな絶賛してるだけあると思います。

バッツリ効きます。MONOmakerで低域をモノラル化出来るのと、Streowidthで簡単に音像を広げられるので持っていて損は無いと思う、マスタリングでは必ず使ってる。

なんかすごい変な音の2mix来た!って時も多分なんとかできる。ツマミを触ってる時に弄ってる帯域だけ聴けるのもとても良いです。今はPro-Q3もあるし、単体トラックに挿すデジタルEQならそっちでも良いかと思いますがモノメーカーとステレオイメージャーめっちゃ便利なのよ…!ただデジタルEQは性質上音をいじり放題出来ちゃうので、結局なんにもしないほうが良かったということはよくある。


UAD Pultec EQP1A
真空管EQ、ローとハイしかないEQ、しかもバンド固定、で使い勝手あんま良くない。良くないけど、そもそもそんないっぱい弄らないといけないソースの方に問題があるような気もするのでこれで良いと思う。

どの帯域にかけてもリッチになる。ギターアンプとかのツマミと効き方が似てて音作りがしやすい。(重要)特にローの30.60.100っていう簡単にブーストしちゃダメじゃない?と感じさせる帯域もいい感じでブーストしてくれるの設計した人すごいと思う。BOOSTで増やしてATTENで削るんですが、なんかとにかく良い感じになります。

ただ調子にのってブーストすると音がすげぇデカくなります。指定バンドのプリゲインみたいな感じだと認識してる。海外のTIPSで挿すとLowの倍音が持ち上がるので、マスタリングのスロットに挿しておいてツマミをデフォルトにしておくsmiling faceって使い方があるらしいのでそんな感じでも使う。あくまでローが無いと感じた音源にですけど。


Protools EQ3 7band
もはや説明不要なProtoolsのデフォルトEQ、デジタルEQですので挿してブースト方向に移動させた所で何も気持ちが高揚しない。そう!これこそがEQ!

とはいえ果てしなく動作が軽いし使い慣れてるので、なんだかんだローカット専用機となりつつあります。1バンドでも良いんですけど、ちょっと持ち上げたいとか、ちょっとカットしたい時もあるので結局これを挿すことが多いです。


EQプラグインオブザイヤー2018まとめ

EQの紹介かと思ったらプリアンプの紹介でした。Pro-Q3が発売になり大層話題を生んだEQ界隈ですが、ぶっちゃけEQはDAW付属のでもなんとかなると思う。ネット上で散見される1073等のアナログEQ特有の味付けみたいなものは、ギターやってる身からするともうそれプリゲインじゃない!?と思われること多々あり。使いやすさと、ツマミの効きが自分のイメージに合うかが重要なポイントかと思われます。

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2018年12月23日