sE Electronics DM2 TNT|ノイズや色付けを加えることなくパッシブマイクからの信号をブーストするインラインプリアンプがリリース!

sE Electronicsの新製品情報です。

製品概要|オーバービュー

ハイクォリティーながらリーズナブルな価格のマイクロフォンを20年に渡ってリリースし続けるsE Electronics。同社より2018年にリリースされたDM1 Dynamiteは、ダイナミックマイクやリボンマイクなどパッシブマイクで充分なレベルを得られないときに、マイクとマイクプリアンプの間に挿入し、+28dBのクリーンでトランスペアレントなゲインを付加するとてもスリムなインラインプリアンプとして登場しました。音楽収録の目的で使われるのはもちろんのこと、ステイホーム期間で配信ユーザーにも大変好評なベストセラー機材となっております。

今回登場するインラインプリアンプの第2弾DM2 TNTは、ゲインを2段階、そして対応インピーダンスを8段階で可変できるDM1の進化版としてリリースされるものです。よりマッチしたゲインがほしい場合や、幅広いインピーダンスのマイクに対応することができます。

なおオリジナルのDM1はこの機会に値下げをします。よりお求めやすくなりました。

DM2 TNTの製品概要
DM2は外部からの不要な干渉の可能性を抑えながら、ノイズや色付けを加えることなくパッシブマイクからの信号をブーストします。スリムでありながら酷使にも耐えられるよう設計された金属製のシャーシ、堅牢な構造、そして高い製造管理基準により、要求の厳しいステージにおいても信頼性が確保されています。

洗練されたクラスA回路と厳選された高品位なFETが採用されてた DM2 の出力インピーダンスは非常に低く、市販されている同様な製品の半分近いノイズを実現しています。ゲインは2段階の切替えなので、入力先のマイクプリアンプにマッチした信号レベルを確保できます。また、8段階のインピーダンス設定とバッファーアンプにより、接続負荷に関係なく常に安定したゲインを得ることができます。このインピーダンス可変機能はマッチングのために使えることはもちろんのこと、EQとは違った音質補正としても有用です。

※最適な結果を得るため、DM2はパッシブマイクの出力コネクターに直接接続することを推奨します。必要に応じてマイクとDM2との間にケーブルを使うことができますが、その長さが短いほど全体的な性能は向上します。

DM2 TNTの主な特長と仕様
・中程度の +15 dB から爆発的な +30 dBまで、クリーンで安定したゲイン設定が可能
ニュートラルでバランスのとれたサウンドクオリティーのために慎重に設計されています。あらゆるマイクにマッチングできるよう、50 Ωから10 MΩまでの8つのインピーダンス設定が選択可能です。また、2つのゲインレベル設定により、多様なソースに柔軟に対応します。しかも、負荷インピーダンスやケーブル長に関係なく、信号を徹底的にブーストできます。

・洗練されたクラスA電子回路
搭載されたクラスA電子回路とハイグレードのFETにより超低ノイズを実現しています。またトランスレスを採用することにより、ソース本来の音質に忠実でかつ同一クラスの製品の中でも最も低ノイズです。

・専用の出力バッファーアンプ
負荷インピーダンスやケーブルの長さとは関係なく +15 dB / +30 dB の出力を提供します。極めて低い出力インピーダンスにより、ケーブルを長く這わした場合でもRF干渉、バズ、ハムなどの影響を軽減します。

・スリムでしっかりした金属製の筐体とプレミアムな仕上げ
あらゆる外部からの電気的干渉およびノイズを効率的に排除します。また高品質の仕上げと金メッキされたXLRコネクターにより、信号接続は非常に高い信頼性を保持。スリムなデザインにより、スタジオやステージで簡単にセッティングができます。

・周波数特性:10Hz – 120kHz(-0.3dB)
・ゲイン:15 / 30 dB
・最大出力レベル(0.5% THD):9.5 dBV (3.0 V)
・出力ノイズレベル:1 μV @15 dBゲイン / 6.6 μV @30 dBゲイン
・動作電源:ファンタムパワー48 V (IEC 61938 準拠)
・インピーダンス:135 Ω
・推奨負荷インピーダンス : 1 kΩ以上
・消費電流 : 3.1 mA
・コネクター : XLR 3ピン
・外形寸法 : 19 mm (直径) x 95.5 mm (長さ)
・本体重量 : 80 g
※製品紹介ビデオ(英語)がご覧になれます: https://youtu.be/M7vahdeD4nM

DM2 TNTに関する注意
DM2はパッシブマイク(ダイナミックマイク/リボンマイク)専用の製品です。ファンタム電源はマイクへは供給しないため、ファンタム電源を必要とするマイク(コンデンサーマイク/アクティブリボンマイク)にはお使いいただけません。また、DM2を駆動させるためには、48Vファンタム電源を供給するプリアンプ/ミキサー/オーディオインターフェイスが別途必要です。

製品詳細は公式サイトまで。

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