Rolandからビデオスイッチャーの新製品情報です。
製品概要|オーバービュー
昨今、新型コロナウイルス感染症の拡大に伴い、企業のプレゼンテーションや株主総会、音楽ライブなど、ライブ配信やバーチャルで実施する「オンライン・イベント」と、会場に集客して対面で行う「リアル・イベント」を組み合わせた“ハイブリッド・イベント”の形で開催されるケースが増加しています。感染拡大防止の観点より各業界団体等でハイブリッド・イベントのガイドラインも策定されており、対応が急務となっています。そのような中、業務用機材の操作に習熟した技術者は不足している状況で、技術者を確保できたとしても、ガイドラインにより会場へ入るスタッフの人数を制限される場面もみられます。
Roland Official
今回発売する『V-160HD』は、今後一般的になることが予想されるハイブリッド・イベントに最適なストリーミング・ビデオ・スイッチャーです。16つの映像入力/7つの映像出力対応の『V-160HD』は、多種多様な映像信号を入力して、ライブ配信(オンライン)とイベント会場に設置した大型画面(リアル)のそれぞれに適したフルHDの映像を出力。この1台から多くの視聴者、観客へ発信することができます。また、さまざまな一連の操作を事前に記録して自動化することにより、本番中の複雑な操作や作業の負荷を軽減。少人数でもオンラインとリアルでの業務を同時に遂行でき、煩雑になりがちなオペレーションをサポートしながら多彩な演出を実現します。
ハイブリッド・イベントを実現する豊富な映像の入出力
『V-160HD』は、一般的なAV機器で使用されるHDMIに加え、業務用カメラに搭載されることの多いSDIの入出力に対応。 HDMI 8系統、SDI 8系統と、合計16系統の豊富な映像入力をもとに演出ができます。すべての入力に異なる映像信号を接続してシームレスに切り替えられるフレームレート・コンバーターを搭載。4つのHDMI入力には、スケーラーが内蔵されているので、パソコンやタブレット、スマートフォン、ゲーム機などの多様な解像度、縦横比を持つ機器との接続にも幅広く対応します。また、『V-160HD』は、USB接続で映像と音声をコンピューターに出力する「USB-C」出力を装備。『V-160HD』をパソコンに接続するだけで、Zoom、Microsoft Teams、YouTube、Facebook LiveなどのWebプラットフォームを使って、簡単にライブ配信を行えます。
ライブ配信用、リアル・イベントの会場用に別々の映像を出力
『V-160HD』は、映像・音声の出力を自由に割り当てられる7つの出力系統(HDMI 3系統、SDI 3系統、USB-C)を備え、出力先に応じた画面設定が可能です。例えばPROGRAM出力はライブ配信用に、ステージLEDや会場送り出しにはSUB PROGRAM出力、演者確認用にはAUXを出力し、運営確認用マルチビューもすべて『V-160HD』1台で管理することができます。
自動化機能を新規搭載。少人数のオペレーターで多彩な映像演出
『V-160HD』は、ライブ配信やイベントを円滑に進行できるよう、画面構成や音声設定をあらかじめ登録した「プリセット・メモリー」、本体操作の流れを記録する「マクロ」(新機能)を本体のボタンですぐに呼び出すことができます。例えば、PinP(ピクチャー・イン・ピクチャー)の子画面の位置やサイズなどをあらかじめプリセット・メモリーに登録。「字幕のオン/オフ」「映像の切り替え」「リモート・カメラの位置変更」といった手順の多い操作も、一連の操作として1個の「マクロ」にまとめて記録できます。新機能の「シーケンサー」は、「プリセット・メモリー」と「マクロ」を組み合わせ、より操作性を高める機能です。「プリセット・メモリー」と「マクロ」を使う順番通りに並べておき、イベントの進行を見ながらそれらを実行。あらかじめ「シーケンサー」に登録しておくことで、イベントの進行に合わせて「NEXT」ボタンを押すだけで操作が完結し、多忙なイベント本番中でもオペレーターの負担を低減しながら、多彩な映像演出を行えます。
カンファレンスや業務での使用から、ゲーム配信まで、シンプルかつ的確な機能でビデオスイッチャーを導入したいかたにピッタリのモデルですね。気になった方は是非チェックしてみましょう。
製品詳細は公式サイトまで。
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